オール電化+太陽光ありの電気代は月いくら?我が家の実例と安くするコツ【2026】
結論:オール電化+太陽光ありの電気代は月8,000〜15,000円が目安
「オール電化にして太陽光も載せたけど、結局うちの電気代って高いの?安いの?」——我が家もそうでした。結論から言うと、オール電化+太陽光あり世帯の電気代は、自家消費がうまくできていれば月8,000円〜15,000円ほどに収まるケースが多いです。太陽光なしのオール電化(月15,000円〜20,000円前後)と比べると、年間で6万〜12万円の差が出ることも珍しくありません。
ただしこれはあくまで目安で、世帯人数・地域・契約プラン・日中の在宅状況・太陽光の容量によって大きく変わります。この記事では、公的統計や電力会社の公開単価をもとに、太陽光あり世帯の電気代のリアルな相場、太陽光なしとの差、季節ごとの変動、そして「もっと安くするコツ」を、我が家の実例も交えて徹底解説します。

オール電化+太陽光ありの電気代は月いくら?世帯別の目安
まず前提として、太陽光なしのオール電化世帯の電気代から見てみましょう。各社の公開データによると、オール電化の月平均電気代は世帯人数が増えるほど高くなり、4人世帯では月15,000円〜18,000円前後、冬場は3万円近くになることもあります。
ここに太陽光発電を組み合わせると、昼間に発電した電気を自宅で使う「自家消費」のぶん、電力会社から買う量(買電量)が減ります。一般的な家庭では太陽光で電気代が3〜5割安くなるとされ、オール電化×太陽光あり世帯の電気代は次の表のような目安になります。
世帯人数別:太陽光あり/なしの電気代目安(月額)
| 世帯人数 | オール電化(太陽光なし) | オール電化+太陽光あり | 差の目安 |
|---|---|---|---|
| 2人世帯 | 約12,000〜15,000円 | 約7,000〜10,000円 | 月3,000〜5,000円 |
| 3人世帯 | 約14,000〜17,000円 | 約8,000〜12,000円 | 月4,000〜6,000円 |
| 4人世帯 | 約16,000〜20,000円 | 約9,000〜15,000円 | 月5,000〜7,000円 |
| 5人以上 | 約18,000〜23,000円 | 約11,000〜17,000円 | 月6,000〜8,000円 |
ポイントは、太陽光ありでも電気代は「ゼロ」にはなりにくいということ。オール電化は給湯(エコキュート)や暖房を夜間にまとめて使うため、太陽光が発電していない夜間・早朝の買電は残ります。だからこそ「いかに自家消費を増やすか」「夜間の安い電気をどう使うか」がカギになります。
なぜ太陽光ありだと電気代が安くなるのか(仕組み)
電気代が安くなる仕組みはシンプルで、「買う電気を減らす」「余った電気を売る」の2つです。
- 自家消費で買電を減らす:昼間に発電した電気をそのまま家で使えば、その分は電力会社から買わずに済む
- 余剰分を売電する:使い切れず余った電気はFIT(固定価格買取制度)で売電でき、収入になる
- 燃料費調整額・再エネ賦課金も節約:買電量が減ると、kWhに上乗せされるこれらの変動費も連動して下がる
現在の電気の単価は、目安として1kWhあたり約31円(公正取引協議会の目安)。さらに2025年度の再エネ賦課金は3.98円/kWhで、ここに燃料費調整額も加わります。つまり買電を1kWh減らすだけで30円以上の節約。日中に2〜3kWh自家消費できれば、それだけで月数千円の差になります。
自家消費の仕組みをより深く知りたい方は、太陽光発電の自家消費とは?売電より得する仕組みもあわせてご覧ください。売電より自家消費が得になる理由を詳しく解説しています。

季節で電気代はこんなに変わる|月別の目安
オール電化は冬に電気代がはね上がるのが最大の特徴です。理由は2つ。①暖房(エアコン・床暖房)の稼働、②エコキュートが冬は水温が低くお湯を沸かすのに多くの電力を使うため。各社データでは冬の電気代は夏の約1.5倍になる傾向があります。
オール電化+太陽光あり世帯の月別電気代イメージ(4人世帯モデル)
| 時期 | 太陽光なし | 太陽光あり | コメント |
|---|---|---|---|
| 冬(12〜2月) | 約20,000〜30,000円 | 約13,000〜20,000円 | 暖房+給湯で最も高い。日照も短く自家消費しにくい |
| 春(3〜5月) | 約14,000〜17,000円 | 約7,000〜11,000円 | 発電量が伸び自家消費しやすい。最も安くなりやすい |
| 夏(6〜8月) | 約13,000〜16,000円 | 約8,000〜12,000円 | 冷房増だが昼に発電するため相殺されやすい |
| 秋(9〜11月) | 約13,000〜16,000円 | 約7,000〜11,000円 | 気候が穏やかで電気代が落ち着く |
「冬の電気代が異常に高い」と感じる場合、暖房の使い方や契約に原因があることも。エアコンの電気代が高い原因と節約術や、電気代が異常に高い原因の調べ方も参考にしてください。
【体験談】我が家(オール電化+太陽光5.5kW)の電気代
ここからは筆者の実例です。我が家は4人家族・郊外の戸建てで、太陽光5.5kW+オール電化(エコキュート・IH)という構成。蓄電池はまだ導入していません。実際に1年間記録した電気代の感覚をお伝えします。
- 春・秋:月7,000〜9,000円ほど。発電が好調で日中はほぼ自家消費でまかなえ、売電収入も月3,000円前後
- 夏:月10,000円前後。冷房は増えるが昼間の発電でかなり相殺された
- 冬:月18,000〜22,000円。やはり暖房とエコキュートで跳ね上がる。日照が短く自家消費率も落ちる
- 年間トータル:太陽光なし時代と比べて、年間およそ9万円ほど電気代が下がった実感
正直に言うと、導入前は「太陽光があれば電気代タダになる」と期待しすぎていました。実際は冬の夜間の買電は残るし、曇りの日は思ったより発電しません。それでも年間で見れば確実に安くなり、停電時に昼間電気が使える安心感もあって、我が家は導入して満足しています。
一方で「思ったより下がらない」「夜間が高い」と感じる人もいます。オール電化そのものの注意点はオール電化のデメリット7つと後悔しない対策、給湯機の注意点はエコキュートのデメリットと対策で詳しくまとめています。
オール電化+太陽光ありの電気代をさらに安くする5つのコツ
コツ1:昼に家電を回して自家消費率を上げる
発電している昼間に食洗機・洗濯乾燥機・掃除機などを動かすのが王道。タイマー機能を活用し、太陽光が出ている時間に家事を集中させるだけで買電が減ります。日中在宅の家庭では自家消費率が40〜60%まで上がるケースもあります。
コツ2:エコキュートを昼沸きにシフトする
従来エコキュートは深夜の安い電気で沸かす設定が一般的でしたが、太陽光があるなら「昼間に太陽光で沸かす」設定のほうが得な場合があります。おひさまエコキュートなど昼沸きに対応した機種も登場しています。
コツ3:蓄電池で夜間・悪天候をカバーする
蓄電池があれば昼の余剰電力をためて夜に使えるため、買電をさらに減らせます。各社試算では太陽光+蓄電池で月の電気代が5,000〜8,000円程度まで下がるケースも。詳しくは蓄電池で電気代はいくら安くなる?世帯別シミュレーションで。
コツ4:契約プランを見直す
太陽光ありの生活スタイルに合った料金プランかを確認しましょう。夜間が安いオール電化向けプランが本当に最適か、昼の単価とのバランスを再点検する価値があります。
コツ5:EVを「動く蓄電池」として活用する
EVを持っているなら、昼の太陽光でEVを充電すれば走行コストも電気代も抑えられます。V2Hを使えばEVから家へ給電も可能。詳しくはEVの自宅充電の電気代と太陽光+V2Hで安くする方法をどうぞ。

太陽光あり vs なし|オール電化で何が変わる?
| 項目 | 太陽光なし | 太陽光あり | 太陽光+蓄電池 |
|---|---|---|---|
| 月の電気代目安(4人) | 16,000〜20,000円 | 9,000〜15,000円 | 5,000〜10,000円 |
| 昼間の電気 | 全て買電 | 自家消費で削減 | 自家消費+蓄電 |
| 夜間の電気 | 買電 | 買電 | 蓄電池でカバー可 |
| 停電時 | 使えない | 昼間のみ使用可 | 昼夜とも使用可 |
| 初期費用 | なし | 太陽光の設置費 | 太陽光+蓄電池費 |
表のとおり、太陽光ありは月々の電気代を確実に下げられる一方、初期費用がかかります。蓄電池まで入れると電気代はさらに下がり停電にも強くなりますが、その分コストも上がります。「電気代削減額」と「初期費用+寿命」のバランスで判断するのが正解です。
よくある質問(FAQ)
Q1. オール電化+太陽光で電気代はゼロになりますか?
A. ゼロになるのは難しいのが現実です。オール電化は夜間・早朝の給湯や暖房で買電が残るため。ただし蓄電池を組み合わせ自家消費を最大化すれば、月数千円まで下げられるケースはあります。
Q2. 太陽光は何kWくらい載せれば十分ですか?
A. オール電化なら5kW前後を載せる家庭が多いです。世帯人数・屋根面積・電気使用量で最適容量は変わるため、見積もり時にシミュレーションしてもらうのが確実です。
Q3. 冬の電気代が高いのはなぜですか?
A. 暖房とエコキュートの負荷が増えるためです。冬は外気温・水温が低く、お湯を沸かすのも部屋を暖めるのも余計に電力を使います。日照も短く自家消費しにくいため、太陽光ありでも冬は高くなりがちです。
Q4. 蓄電池は本当に必要ですか?
A. 「夜間の買電を減らしたい」「停電に備えたい」なら有効ですが、初期費用も大きいので投資回収の試算が必須です。電気代削減だけが目的なら、まず自家消費の最適化から始めるのも手です。
Q5. すでにオール電化です。後から太陽光をつける意味はありますか?
A. 大いにあります。電気を多く使うオール電化こそ、自家消費による削減メリットが大きい組み合わせ。むしろオール電化と太陽光は相性が良いといえます。まずは無料見積もりで削減額を確認しましょう。
まとめ:太陽光ありオール電化は「自家消費」で差がつく
オール電化+太陽光あり世帯の電気代は月8,000〜15,000円が目安。太陽光なしと比べ年間6万〜12万円の差が出ることもあります。ただし冬は高くなりやすく、電気代をゼロにするのは難しいのが現実です。
- 電気代の目安は月8,000〜15,000円(世帯・地域・プランで変動)
- 安くするカギは「自家消費率を上げる」こと(昼に家電・昼沸きエコキュート)
- 蓄電池やEV連携で夜間・悪天候の買電もカバーできる
- 冬は高くなりやすいので暖房・契約の見直しも有効
まずは自宅の屋根や使用量でどれだけ電気代が下がるか、無料の一括見積もりで試算してみるのがおすすめです。複数社を比較することで設置費用も適正化できます。