【2026年度】静岡県の太陽光発電の補助金を徹底解説|県・市町村・国の併用で最大いくら?
筆者は静岡県の太陽光発電の補助金制度を一つひとつ調べる中で、静岡県には「県が直接お金を交付する住宅用の太陽光補助金」が存在せず、代わりに共同購入で導入価格そのものを下げる仕組みが中心であることを知りました。この記事では、静岡県の共同購入支援事業・県内市町の太陽光補助金・国の補助金を組み合わせて、太陽光発電をいかにお得に導入するかを最新情報で解説します。
「静岡県で太陽光発電の補助金はいくらもらえる?」結論から言うと、静岡県は県独自の住宅用補助金がない代わりに、共同購入事業(みんなのおうちに太陽光)で太陽光パネルがおよそ19.5%前後割引になります。これに浜松市・富士市・焼津市・袋井市など市町の太陽光補助金(定額2〜5万円や1kWあたり数万円・上限20万円など)を併用すれば、実質負担を大きく圧縮できます。ただし制度内容は市町ごとに大きく異なり、金額や受付期間も毎年変わるため、申請前に必ず公式で確認してください。

※蓄電池の補助金(焼津市・島田市・袋井市・富士市の蓄電池補助+国のDR補助金など)については、別記事「【2026年度】静岡県の蓄電池の補助金を徹底解説」で詳しくまとめています。本記事は太陽光発電を主役に解説します。
静岡県には「県独自の住宅用太陽光補助金」がない【2026年度の前提】
はじめに最も大切な前提です。静岡県は、東京都や埼玉県のように「県が住民へ直接お金を交付する住宅用の太陽光補助金」を実施していません。そのため「静岡県の補助金」という言葉を聞いて県庁に申請しようとしても、住宅用の交付制度は見つかりません。
その代わりに静岡県が力を入れているのが、次の章で解説する共同購入支援事業(みんなのおうちに太陽光)です。これは「補助金」ではなく「みんなでまとめ買いして価格を下げる」仕組みである点が、他県と大きく異なります。実際の現金補助は、お住まいの市町の太陽光補助金が中心になると考えてください。
全国の太陽光発電の補助金を一覧で確認したい方は「太陽光発電の補助金一覧|国・自治体の最新金額と申請のコツを完全ガイド」をご覧ください。
静岡県の共同購入支援事業「みんなのおうちに太陽光」とは【2026年度】
静岡県の「住宅用太陽光発電設備等共同購入支援事業」は、県内の太陽光発電設備・蓄電池の普及拡大を目的に、購入希望者を県がまとめて募り、選定事業者に一括発注することでスケールメリットによる割引価格で購入できる制度です。専用サイト「みんなのおうちに太陽光」から登録します。太陽光発電を検討する静岡県民にとって、初期費用を下げる最も身近な手段です。
対象設備の組み合わせ
- 太陽光パネル(10kW未満)単体
- 太陽光パネル(10kW未満)+蓄電池のセット
- 蓄電池単体
住宅のほか、事業所等への導入も対象になります。太陽光パネル単体での参加も可能なので、「まずは太陽光だけ」という方も利用できます。
割引率の目安(前年度実績・公式で要確認)
| 購入パターン | 割引率の目安(前年度実績) |
|---|---|
| 太陽光パネル単体 | 約19.5%OFF |
| 太陽光パネル+蓄電池セット | 約21.0%OFF |
| 蓄電池単体 | 約21.5%OFF |
割引率は前年度(令和7年度)の実績値です。共同購入は申込人数によって最終的な単価が決まるため、年度や参加者数で変動します。最新の割引率は登録後に提示される見積もりで必ず確認してください。太陽光単体でも約19.5%OFFが目安となり、5kWで本体価格が数十万円下がる計算です。
参加登録のポイント
- 登録料:無料
- 購入義務:登録しても購入義務はなし(見積もり後に検討可)
- 令和8年度の登録期間:令和8年4月30日(木)〜12月9日(水)※公式で要確認
- 申込先:「みんなのおうちに太陽光」事務局WEBサイト(電話0120-723-100)
太陽光発電の設置費用や投資回収シミュレーションについては「太陽光発電の設置費用はいくら?容量別相場・内訳・投資回収を完全ガイド」をご覧ください。
静岡県の主要市町の太陽光発電補助金一覧【2026年度】
実際の現金補助は市町の制度が中心です。以下は静岡県内の主要市町の太陽光発電補助金額の目安です。多くの自治体が令和8年度の金額を未公表または年度途中で公表するため、前年度実績ベースの参考値を含みます。必ず各市町の公式サイトで最新額を確認してください。
| 市町 | 太陽光発電の補助額 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 浜松市 | 定額2万円 | 蓄電池/V2Hと同時申請が条件 |
| 富士市 | 4万円/kW(上限20万円) | 県内でも手厚め |
| 焼津市 | 定額5万円 | — |
| 袋井市 | 2.5万円/kW(上限10万円) | — |
| 沼津市 | 太陽光+蓄電池セットで一律10万円 | セット導入が条件 |
| 熱海市 | 定額8万円 | — |
| 御殿場市 | 定額5万円 | — |
| 掛川市 | 経費1/2以内(上限2万円) | — |
| 御前崎市 | 2万円/kW(上限8万円) | — |
| 伊豆の国市 | 2万円/kW(上限6万円) | — |
| 伊東市 | 定額4万円 | — |
| 磐田市 | 定額2万円 | — |
各市の太陽光補助金の詳細は市別の記事でも解説しています。富士市は「富士市の太陽光発電の補助金を徹底解説」、三島市は「三島市の太陽光発電の補助金を徹底解説」、藤枝市は「藤枝市の太陽光発電の補助金を徹底解説」、焼津市は「焼津市の太陽光発電の補助金を徹底解説」、島田市は「島田市の太陽光発電の補助金を徹底解説」、袋井市は「袋井市の太陽光発電の補助金を徹底解説」をご覧ください。
浜松市スマートハウス補助金の太陽光分(令和8年度)
県内最大都市・浜松市は「創エネ・省エネ・蓄エネ型住宅推進事業費補助金(スマートハウス補助金)」を毎年実施しています。太陽光発電に関する令和8年度の主なポイントは以下のとおりです。
- 太陽光発電:定額2万円(蓄電池またはV2Hと同時申請が条件)
- 受付期間:令和8年5月1日(金)〜令和9年3月15日(月)
- 主な条件:市内戸建住宅の所有者で自ら居住・市税完納・「はままつ太陽光発電クラブ」への原則入会など
浜松市では太陽光単独は補助対象外で、蓄電池またはV2Hとの同時申請が必須です。蓄電池側の補助額(定額8万円)など蓄電池の詳細は「静岡県の蓄電池の補助金を徹底解説」をご覧ください。

太陽光発電の補助金併用シミュレーション|静岡県民は実質いくらお得?
静岡県は県の現金補助がない分、「共同購入による値引き」+「市町の太陽光補助金」をいかに組み合わせるかが鍵です。太陽光5kWを例にシミュレーションします(金額は前年度実績・公式で要確認)。蓄電池をセットで導入する場合は、蓄電池側の補助(国のDR補助金など)も加わるため、詳細は蓄電池版の記事をあわせてご覧ください。
ケース1:浜松市で太陽光5kW(蓄電池と同時設置)
| 支援の種類 | 太陽光発電分 |
|---|---|
| 静岡県(共同購入の値引き) | 太陽光単体で約19.5%の価格ダウン(補助金ではなく値引き) |
| 浜松市 | 定額2万円(蓄電池/V2Hと同時申請が条件) |
浜松市は太陽光単独では補助対象外のため、蓄電池やV2Hとセットで申請するのが前提です。太陽光分は定額2万円ですが、共同購入を使えば本体価格自体が約2割下がります。
ケース2:富士市で太陽光5kW
| 支援の種類 | 太陽光発電分 |
|---|---|
| 静岡県(共同購入の値引き) | 太陽光単体で約19.5%の価格ダウン |
| 富士市 | 20万円(4万円/kW・上限) |
富士市は太陽光が4万円/kW(上限20万円)と手厚いため、5kWで上限の20万円に到達します。共同購入の値引きと合わせれば、初期費用を大きく圧縮できます。
ケース3:袋井市で太陽光5kW
| 支援の種類 | 太陽光発電分 |
|---|---|
| 静岡県(共同購入の値引き) | 太陽光単体で約19.5%の価格ダウン |
| 袋井市 | 10万円(2.5万円/kW・上限) |
袋井市は太陽光が2.5万円/kW(上限10万円)です。5kWなら上限の10万円に到達します。蓄電池を同時導入すれば蓄電池側の補助も上乗せできます。
太陽光発電の売電と自家消費のどちらがお得かについては「太陽光発電の売電価格(FIT)はいくら?卒FIT後の選択肢も解説」で詳しく解説しています。
静岡県で太陽光発電の補助金を活用するための申請の流れ
- 共同購入を使う場合は「みんなのおうちに太陽光」へ無料登録し、見積もりを取得
- お住まいの市町の公式サイトで、その年度の太陽光補助金の有無・金額・受付期間を確認
- 施工業者から見積もりを取得(複数社の相見積もりが安心)
- 市町へ事前申請(先着順のため早めに)
- 交付決定後に契約・工事着手(事前申請方式の自治体は決定前の着工は不可)
- 設備の設置完了・電力会社との系統連系
- 実績報告書を提出し、審査後に補助金が振り込まれる
問い合わせ先の例:静岡県エネルギー政策課(054-221-2949)、浜松市カーボンニュートラル推進課(053-457-2503)、共同購入事務局(0120-723-100)など。
静岡県で太陽光発電を導入する際の注意点5つ
1. 「県の太陽光補助金」を待っても住宅用は出ない
前述のとおり、静岡県には住宅用の直接補助金がありません。「県の補助金が始まるのを待つ」のは時間の無駄になりがちです。現金補助は市町が中心、価格ダウンは共同購入、という整理で動きましょう。
2. 市町の太陽光補助金は予算到達で早期終了する
浜松市・富士市・焼津市などの市町補助金は先着順・予算上限制が一般的で、年度の早い時期に受付終了することがあります。受付開始に合わせて申請できるよう、業者選定と見積もりは前倒しで進めましょう。
3. 同時設置・クラブ入会など独自要件がある
浜松市は太陽光単独では補助対象外で蓄電池やV2Hとの同時申請が必要、さらに「はままつ太陽光発電クラブ」への原則入会が求められます。市町ごとに独自要件があるため、申請要綱を必ず読み込みましょう。
4. 共同購入の割引率は人数次第で変動する
共同購入の割引率(太陽光単体で約19.5%)は前年度実績であり、参加人数や年度によって変わります。提示された見積もりを、自分で集めた相見積もりと比較したうえで判断するのが安全です。共同購入が必ず最安とは限りません。
5. 蓄電池とのセット導入で補助を最大化できる
太陽光単独より、蓄電池とセットで導入したほうが市町補助・国補助の両面で有利になるケースが多くあります。蓄電池側の補助金(国のDR補助金・上限60万円など)の詳細は「静岡県の蓄電池の補助金を徹底解説」をご覧ください。

静岡県の太陽光補助は他県と比べてどう?
| 比較項目 | 東京都 | 埼玉県 | 静岡県 |
|---|---|---|---|
| 県・都の住宅用直接補助 | 非常に手厚い | 太陽光最大35万円 | なし(共同購入で価格ダウン) |
| 市区町村補助 | 区により充実 | 市により充実 | 市町により定額2〜8万円中心 |
| 太陽光5kWの主な現金補助 | 最大36万円超 | 最大35万円 | 市町補助(例:富士市20万円) |
現金補助の総額では東京都・埼玉県に分があります。ただし静岡県は日照条件に恵まれ発電量を確保しやすく、共同購入で初期費用を約2割下げられる点が強みです。市町補助・共同購入を上手に重ねれば、十分にお得な太陽光導入が可能です。
よくある質問
Q. 静岡県には住宅用の太陽光発電補助金はありますか?
A. 県が直接交付する住宅用の補助金はありません。県の支援は「共同購入支援事業(みんなのおうちに太陽光)」による価格割引が中心です。現金の補助はお住まいの市町の制度を活用します。
Q. 共同購入と市町の太陽光補助金は併用できますか?
A. 共同購入は「補助金」ではなく「値引きでの購入」なので、市町の補助金と基本的に併用できます。ただし市町によっては申請対象の機種・契約条件があるため、共同購入で買う前に市町の要綱を確認しておくと安心です。
Q. 浜松市は太陽光だけでも補助金をもらえますか?
A. 令和8年度の浜松市スマートハウス補助金では、太陽光(定額2万円)は蓄電池またはV2Hと同時に申請する場合のみ対象です。太陽光単独では補助対象外となるため、蓄電池とのセット導入を検討しましょう。
Q. 表に載っていない市町(静岡市・藤枝市など)は太陽光補助金がないのですか?
A. 必ずしも「なし」ではありません。多くの市町は令和8年度の金額を年度途中に公表します。前年度に制度があった自治体は今年度も実施する可能性が高いため、「補助金なし」と決めつけず公式サイトで最新情報を確認してください。
Q. 太陽光と蓄電池はどちらを先に検討すべきですか?
A. 多くの市町で太陽光と蓄電池の同時設置が補助の条件や上乗せになります。まず太陽光発電の容量と費用を決め、あわせて蓄電池の補助(国のDR補助金など)を検討するのが効率的です。蓄電池の補助は「静岡県の蓄電池の補助金を徹底解説」をご覧ください。
まとめ:静岡県の太陽光は「共同購入+市町補助」の合わせ技が正解
静岡県には県独自の住宅用太陽光補助金がない代わりに、共同購入事業で導入価格そのものを約2割下げられます。これに市町の太陽光補助金(浜松市・富士市・焼津市・袋井市など定額2〜20万円規模)を重ねることで、実質負担を大きく抑えられます。
静岡県で太陽光の補助を最大化するためのポイントは以下の4つです。
- 県の現金補助は待たない → 共同購入=値引き、現金は市町
- 市町補助は先着順 → 受付開始前に業者選定・見積もりを終える
- 同時設置やクラブ入会など独自要件を確認 → 浜松市は太陽光単独不可
- 金額は必ず公式で最新確認 → 本記事の市町金額は前年度実績を含む参考値
まずは複数業者の相見積もりと共同購入の見積もりを比較し、お住まいの市町の受付開始に合わせて準備を進めましょう。蓄電池とセットで導入する場合は「静岡県の蓄電池の補助金を徹底解説」もあわせてご覧ください。